この組み合わせでよいのは、EOS Mがモニターの役割をしてくれる点だ。大勢で観測しようとするなら、この組み合わせは非常に便利だと思う。しかし、もっとも気になるのは撮影したときの天体写真の品質だろう。
望遠レンズとEOS X4を用いて先日行った木星とガリレオ衛星の観測を、今度は上の組み合わせてで試してみた。
まずは木星。こんな感じになった。
iPhotoでトリミングしたもの。 |
次に、iso3200, 1/3secで衛星を撮影する。追尾してないので、シャッター速度はなるべく早くし、感度を高めにした。するとこんな感じ。
iso3200, 1/3sec |
上下の写真を合成したのが次。
gimpを使って、木星とガリレオ衛星を合成したもの。 |
さすがに拡大撮影のことだけあって、木星の表現はA80Mfの方が望遠レンズよりもずっと優れている。が、衛星の表現が今回は今ひとつな感じがする。これは拡大撮影すると、視野が狭くなるため、地球の自転による天体の移動速度が早くなるためだろう。短い時間しか露出できない上、像が流れるのだ。拡大率とシャッター速度の比を検討する必要があるかもしれない。
まあでも、2年前の観測に比べれば随分進歩したのは確かだが。
まあでも、2年前の観測に比べれば随分進歩したのは確かだが。