2016年6月4日土曜日

火星のアップ:失敗

火星の観測に再度挑戦。なんとか、縞模様を写そうと思ったが、あえなく失敗。
やはりA80Mfでは無理のよう。

なんとなーく、色の濃淡がみえるような見えないような...気がしないでもない。

2016年5月30日月曜日

2016年の土星

土星の観測し続けて6年目になる。今年の土星は、昨年同様に、火星とともに蠍座にある。輪の傾き周期は土星の公転周期と同じ30年だが、リングの角度の絶対値だけでみれば15年周期となる。2011年に水平だったリングは、したがって、もうじき最も傾いた応対となるはずだ。

Vixen A80Mf, Canon EOS M, iso6400, 1/10sec

2016年5月29日日曜日

最接近2日前の火星

ということで、Vixen A80MfにCanon EOS Mを取り付けて火星の撮影を試みた。iso6400, 1/10secという設定。
「赤くて円い」だけ。まあ、これがだんだん欠けていく感じが記録できればよし、としよう。

加えて、May12 → May29にかけての火星と土星の動きを調べてみた。 両者とも、現在は蠍座にある。gimpで2枚の写真を合成するとこうなった。
M1,M2は火星のMay12とMay29の位置、S1,S2は土星のMay12とMay29の位置を表す。
火星は7月1日に留を迎えるそうだが、1.5auの軌道を回る火星のほうが、9.5auの軌道にある土星よりも速く移動するのがよくわかる。gimpで測定してみると、火星は角度11.7度で、291.0pix移動した。土星は角度21.25度で、57.9pix移動した。その移動距離の比は約5.0倍。土星の公転周期は約29.5年だそう。 角速度は周期の逆数で、火星の周期を大雑把に2年とすると、訳15倍の速さで移動していることになる。やはり、留に近いの影響しているのだろうか?

火星の接近

5月22日に衝だったそう。最接近は5月31日で、今回は7530万km(アストロアーツによる)まで地球に接近するという。今年はこれまでに2回観測していて、5月19日(衝の3日前)と5月29日(最接近の2日前)。

5月の後半は梅雨前線の影響で、曇りがちになったり、雨の降る夜が意外に多い。最接近までまっていると結局観測できない、なんてことになる恐れがあったので、よく晴れた日にはまめに観測するようにしている(昨年の夏は天候不順で結局あまり観測しなかった)。

最接近となれば、火星の模様の観測をしたいところ。しかし、アストロアーツの記事によると、最接近しても木星の半分程度(18.6秒角)だそう。現在は15秒角以上で多分18秒角程度はあると思われるが、木星の半分、土星と同じ程度というのでは、A80Mfではなかなか厳しい。土星の模様は少なくとも写らないから、火星の模様はかなり厳しいと思われる。

とはいえ、衝を迎えた今、火星はまん丸に写るはずだ。その満ち欠けを追って行くことにすればよいではないか、と気持ちを切り替える。火星の衝はケプラーが火星の軌道を分析したときに利用したポイントだから、科学史的にも非常に重要だ。

「2年2ヶ月 」おきに接近がおきると、アストロアーツにはあったが、これは地球と火星の会合周期が779.94(780日)であることを意味する。一方、火星の公転周期は686.98(687日)。会合周期は地球も公転していることから、火星が前の会合ポイントにたどり付いたとき、地球がちょっとだけ先に進んでしまっていることに関係する。

地球の公転周期は約Te=365.25日、火星のそれはTm=686.98日。比をとるとTm/Te=1.88となる。この比がおおよそ「2」であるということは、両者の会合周期はおおざっぱにいって2年、つまり2年おきに接近するということだ。しかし、厳密にはTm/Teは2より小さいので、地球が2年後(730.5日)に以前の会合地点にたどり着いたときには、火星はすでに以前の会合地点を通り過ぎている。地球の角速度の方が速いから、周回遅れの火星に「追いつく」、つまり新しい会合地点に両者がたどりくつのは730日よりちょっとだけ後になるはず。

会合周期をTとすると、|ωeT-ωmT|=2πn(nは整数)であればよいから、ω=2π/Tを代入してまとめると、
 となる。右辺にTm/Te=1.88を入れると、n=0.468(T/Te)となる。T=Teだとn<1となるので、T>Teとしてn=1になるようにTを決めると、T=Te/0.468=2.14×Te=780日となって、会合周期が得られる。


2015年11月6日金曜日

おうし座流星群

今晩と明日の晩は、牡牛座流星群が流れる、との情報を仕入れ、さっそく観測してみた。この情報源によると、頻度は少ないものの、明るい火球が見られそう、とのこと。なんでも、木星の重力に引かれて大きめのダストが地球軌道に接近しているらしい。

10:30ごろ。オリオンのベテルギウスと、おうしのアルデバランの隙間を縫うように、
すーっと細く白い線が水平によぎった。続けて2つ流れたように見えたから、途中で分裂したのかもしれない。その5分後、今度はベテルギウスの上方から流れ落ちるように、同じく細く白い流星が流れた。15分みて、3つ観測できたので、一旦休憩。観測は、自宅2Fの窓より行う。

11:45ごろ。ゴミ捨てのため、屋外に出た。おうし座を見上げながら、道路を歩いていると、オリオンの遥か西方を天頂から地平線にかけて、結構明るめの赤い火球が長い光跡を残して流れた!

本日は20分観測して4つの流星確認。まずまずの結果に満足。

流星の流れたおおよその場所

2015年1月11日日曜日

水星と金星の観測

水星と金星が、今、宵の西の空に並んで輝いている。水星の肉眼による観測は、日没後30分近く待って、空が結構暗くなるまで待たないとなかなか難しいが、望遠鏡を使えば、日没後に金星さえ見つかればすぐにその位置は確認できる。

Sky  and Telescopeのtwitterには"less than 1 degree apart"とあったので、相当接近しているかと思いがちだが、実は1度という角度は月2つ分なのだ!普通の感覚だと「結構離れている」と思った方がよいだろう。もちろん、天体観測をよくやる人にとってはこれは「接近」している状態だと感じられるだろうし、暗くて普段は見つけ難い水星が、明るい金星から1度以内に位置してくれれば、かなり見つけやすい。

昨日の夕方、よく西の空が晴れたので、カメラを向けてみた。簡単に水金のペアを観測することはできる。
金星と水星の位置は、Jan. 10, 2015に撮影したオリジナルのもの。
月はJan. 05, 2015に撮影した満月を、上の写真に重ねたもの。

約月1個分離れている感じ。月の視直径がだいたい0.5度だから、確かに1度以内にあることは確か。0.7度くらいか?

2015年1月9日金曜日

ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)の観測

オリオン座と牡羊座の間を、ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)が通過している。天文ファンの間で最近話題になっているこの彗星は、周期彗星(周期は1万1千年、離心率を見れば極めて円に近い楕円軌道)で、地球にまもなく最接近する。次第に輝きを増して、太陽風に吹かれて伸びる尾が観測しやすくなるはず。

昨年の冬に観測したのは、同じラブジョイ彗星でもC/2013 R1という別の彗星。たしか、小獅子座の近くにあったのだが、不慣れな星座でなかなかスポットできず、寒い冬の夜中の観測は困難を極めた。

一方、今回は馴染みのある星座の近くだったので、その方向に広角レンズを向けて撮影し彗星を探索してみると、すぐに緑色にぼやけた天体が見つかった。リゲルとアルデバランを結んだ直線の中間点から、すこし右上方向にずらしたあたり。Sky and Telescopeの星図をお正月に確認した時は、まだ兎座のあたりにあったはずなのだが、結構なスピードで駆け抜けて行く彗星だと実感した。

それにしても、この彗星は見つけやすい。肉眼でもわかるので、望遠レンズのような視野の狭いセッティングでも、比較的スムースに手動で導入できる。昨年の彗星と違って、観測しやすい!

今回は試し撮りということもあって、CD-1の極軸調整はちょっといい加減のままにして、iso3200と感度を高めにし、一方で露出時間は40秒と短めにした。3枚撮ってgimpでコンポジットした。

尾が微かに写っているけれど、昨年の彗星のようにははっきりしてない。もう少し露出時間を上げないと写らないようだ。それでも、緑青色に輝く彗星の頭の部分は、昨年のと同じように綺麗に写っている。

2014年10月26日日曜日

巨大黒点の観測

先週、久しぶりに黒点を観測したのだが、そのときは小さいのが2つあっただけで、特になにも記録することはないと思い油断してしまった。

今週になって「巨大な黒点が現わる」との報を受け、慌てて望遠鏡とカメラをセット。雲に覆われた午前中の空を恨めしく思いながら待った挙げ句、ようやく秋晴れとなったお昼過ぎに撮ることができた。

回転補正無し
レンズ越しに見たら大きいことは大きかったが、色が随分薄まって来た感じを受けた。画像処理してなんとか、報道で見たような規模に黒点群が広がっているのが確認できた。今年の正月に現れた肉眼黒点と比べると、だいたい2倍ほど大きいので、たしかに大きいとはいえるが。

2014年10月13日月曜日

月暈、日暈、そして幻日

連休直前の金曜日、渋滞する東京の道をなんとか突破して、関越道を北西に走って、信州に戻って来た。真夜中になっていて、月食直後のちょっと欠けた月が明るく光っていた。その周辺に大きな暈がかかっていた。月暈とか白虹とか呼ぶ現象らしい。
月暈
朧月じゃない本当の暈は初めて見たが、思っていたものよりずっと大きくて、驚いた。

翌日、今度は太陽の暈を見た。そしてその両脇には幻日と呼ばれる虹が確認できた!
幻日。大きすぎて一枚に納められなかった...

2014年9月28日日曜日

2014年のスーパームーン

今年は3回スーパームーンが観測できたそうで、巷で騒いでいた日(曇っていた日はその次の日の早朝なども含む)に月の写真を撮ってみた。曇っていたり、霞んでいた時もあったが、7月、8月そして9月の3度に渡り、幸運にもなんとか満月の記録を撮ることができた。この3つの満月を並べてみると、確かに目分量では大体同じような大きさに見える。それを今年の1月の満月、つまりマイクロムーンと比較することで、どの程度「スーパー」なのか比較してみた。

確かに大きい!実は、今月になるまで毎月(つまり1、2、3、4、5、6、7、8、9月)の満月(あるいはその前後の丸い月)の観測をずっと続けている。一年を通してどんな感じで大きさが変わって来たのか調べてみようと思っている。残り、10、11、12月と3回となった。なんとか全ての記録を揃えて、来年の正月には結果をまとめてみたい。

2014年9月26日金曜日

二日月

夕方、ふと西の山際を見ると、細ーーい月が今にも沈もうとしていた。初めて見た「二日月」だった(月齢1.9日)。慌てて、部屋に戻ってカメラを持って来たが、ファインダーを構えると、もうほとんど沈んでしまっていた。一枚切ってみたが、露出オーバーでまったく映らず。確認してから再度ファインダーを覗くと、もう月は沈んでしまっていた...

でも、肉眼では観測することができたので、嬉しい限り。

2014年9月21日日曜日

土星の輪の傾き:2014年9月

今年の夏は雲が多く、天候も不順で、観測の意欲が湧かない日が続いた。結局、火星の接近にも関わらず、その観測はやらなかったし、土星の観測も先延ばしにしてしまった。

夏が終わり、秋らしくなって、ようやく夕方の西の空に、宝石のような火星、土星、それにアンタレス(いま、火星とアンタレスの2つの赤い星は並んで輝いている!)が綺麗に見えるようなったので、やっと土星の観測をやろうという気になった。

しばらくぶりだったので、いろいろと手際の悪いことをやってしまったが、Celestron Zoom Eyepiece1.25"を利用して、拡大撮影をやってみた。撮影機はCanon EOS X5、iso6400, 1/40secに設定。ちょっと露出オーバー気味になった。以前のデータを振り返るとiso3200, 1/40secの映像がシャープに映っていたので、今晩晴れたら同じ条件で取り直してみたい。


随分と輪が傾いて来たような気がする。ここまでくれば、カッシーニの間隙がとれないのは、私の腕の悪さ(あるいは機材の能力の限界)としかいいようがない。

2014年2月3日月曜日

M41:シリウスのすぐ下

おおいぬ座に散開星団があるのを知った。M41、およそ2500光年だというから銀河系内だろうか?さっそく探してみるとすぐに見つかった。となりの三角形はおおいぬ座のπ関連の星々。三重星らしきものもあり、なかなか興味深い。

iso3200, 60sec (x5 with gimp)
極軸合わせ甘し...


SN2014J(in M82)の光度曲線: AAVSOのLCG

AAVSOのLCG(Light Curve Generator)に、M82の超新星爆発(SN2014J)の光度曲線が出ている。どうも節分がピークに相当していたよう。晴天だったのだが、頭痛がひどくて観測できなかった....残念至極。

天王星の観測情報

天体の自動導入装置を使わずに、なんとか天王星を観測しようと思う人は少数派なのかもしれない。しかし、高価な装置を使わず、自分の力だけで目指す天体をスポットできたときの喜びは大きい。

とはいえ、肉眼で見える惑星(土星より内側の惑星)と違って、天王星より遠い場所にある惑星の観測は骨が折れる。そこで観測した結果分析に役立つサイトをいくつか見つけたので、ここにメモっておこう。

まずは海王星の位置を赤経(right ascination)と赤緯(declination)を教えてくれるのが"The Sky Live"。実は海王星のみならず、太陽系の主要な天体や、超新星などの位置もわかる。また位置のみならず、ライブの天体映像も見せてくれる。

次が、詳細な星図を見せてくれるAAVSO(American Association of Variable Star Observers)のVSP(Variable Star Plotter)。The Sky Liveで得た赤経赤緯を使って、その周辺の詳細な星図を得ることができる。
天王星の位置する周辺の星図
例えば、現在の天王星が位置する周辺の星図を「双眼鏡レベル」で打ち出したのが上の図。8等級までの星が記されている。いつもは、うお座のδ星を起点に「三連星」などをたどって、三角形のところまで視野を移動し、そこで撮影を行う。この時点では天王星の位置は特定できないが、少しだけ周辺の星よりも明るく青く輝く星があるので、なんとなくそれが天王星だと察しはつく。

私がもっている光学システムで撮影すると、上の図よりも細かい星の構造、つまり等級の大きな(暗い)星も写る。そこで、星図のレベルを上げて、13等級までの星をプロットさせてみる。
最初の図の目印に使った三角形が大きくなり、さらに細かい星の分布が打ち出される。これがちょうど自分の写真のレベルと同じ程度なので、写真をみながら比較することができる。右側の円中の「三連星」が前回の観測で天王星の横に見えていた恒星だ。

ちなみに1月31日に観測した天王星らしき天体の記録。木の枝に重なってしまい、詳細な星図をもってしてもよくわからない...また以前目印に使った三連星も写ってないため、確信が持てない...

2014年2月1日土曜日

超新星爆発の比較写真

比較のため、超新星爆発の有/無の2つの画像をくっつけてみた。

M82のSN2014Jの観測

おおぐま座のM82に超新星爆発(SN2014J)が発生したという知らせを聞いて、さっそく観測を行ってみた。知らせを知ったのが遅れたのと、忙しくて数日動けなかったので、結局発生から10日後の観測となってしまった。

この日の空は快晴!しかも北斗七星は夕食後のいい時間に「垂直に」立ち上がってM81-M82を見るには絶好の季節。期待して撮影に向かったのだが、この日はどうしても極軸合わせがうまくいかない...苦しんだけれども、結局うまくいかなかったので、とりあえず記録だけでも残そうと、感度を上げてシャッタースピードを速くする方針に転換する。

SN2014J。iso12800, 30sec
久しぶりのM81-M82の観測で場所を探すのが大変だったけれど、いつもの二等辺三角形から左にスライド、明るめの恒星を視野の縁にかする感じでいれて...とやって、なんとか見つけ出した。一端銀河の位置がわかれば、超新星は案外あっさりとみつけることができた。夏のいるか座の新星と違って、銀河の中に見えているので同定しやすい。

2014年1月29日水曜日

M82に超新星現わる

北斗七星周辺にはたくさんの銀河があって観測しやすいが、その一つがM81-M82の銀河団だ。一週間程前に、M82でType Iaの超新星が現れたとの情報を遅ればせながら掴んだ。近いうちに観測したいと思う。

その前に、以前の観測データを掘り起こしておこう。2012年5月に撮影したもの。当然超新星はない。

全容が見え始めた大型黒点

地球側の表面に戻って来て2日目、大型黒点はついにその全容を明らかにし始めた。
以前の画像データと比べるとわかるが、ペアの黒点が大型黒点の右側に回り込んでいるのに気付く。また北半球にあった黒点対も生き延びているように見える。その大きさが本当に認識できるのは、明日以降となろう。

残念ながら明日は雨の予報となっている。GPVで見てみると、東京は正午にもしかしたら晴れるチャンスが訪れるかもしれないが、まあ慌てず、明後日の観測まで待つことにしてもいいだろう。

2014年1月28日火曜日

帰って来た肉眼黒点

一応自分で撮った画像データを貼っておこう。
東縁に再登場した「肉眼黒点」